いつもありがとうございます。店主のニコです。
2年目のシラス漁が閖上にて解禁されました!
以前は九州から福島にて操業されていましたが
震災後宮城でも獲れるようになり、昨年から本格的に漁が開始。
「北限のしらす」としてブランド化しています。
今回は獲れたてを釜揚げにしたシラスを預かりました♪
曰く「日本全国でシラスは獲れますが、北限の味わいと比べてみてください。」
ほんと弱い魚です。すぐダメになります、
生食をこれから仙台で提供するお店も出てくるでしょうが、
朝獲れを夜に提供なんて、もう本当の味わいを知るだけに無理です。ホヤより無理。
みなさん閖上まで行きましょう!生食できる食べ物屋さんがありますから!
私ができること。
獲れたてを瞬時に加工する漁師さん、加工業者さんの連携に
敬意を持って料理することだと思っています。
「しらす」は体に色素が無くて透明な稚魚の総称です。
閖上で操業するシラスはカタクチイワシの稚魚。
春に石巻で獲れる馴染み深いコウナゴも総称でシラスと呼ばれますが
大人になるとメロウド(いかなご)。
スズキ種ですので魚種が違います。
小さな魚ですと
春に獲れるシラウオは成長してもシラウオですが
踊り食いするシロウオはハゼの稚魚です。
ノレソレはアナゴの稚魚ですね。
総じてシラスと呼ぶ地方もあります。
紛らわしいのですが
さかな達に失礼で全てが大きく違います。
ちなみに
関西の釘煮にされるシラスはコウナゴ。
関東の畳鰯になるシラスはカタクチイワシです。
海の食物連鎖の底辺を支えるのがシラスたち。
宮城でたくさん獲れることは、森林由来の植物プランクトンが多く生息して
健康で豊かな証拠です。
今年は黒潮由来の暖流が仙台湾に流入しているとのことで豊漁の予想。
今、ここでシラスが獲れること。
意味をも大切にして食べたいですね。
定番のお出汁たっぷりの卵とじや
おむすびの具財として登場します。
海の恵みって、全てが繋がっています。
末長くお付き合いさせていください。
大町良いとこ一度はおいで♪